葬儀というのは、家族がなくなったときに初めて施主となって執り行うものですが、正直、なにをどうしていいのかというのはわからないことが多いものです。それは練習とか経験を踏むことができないために、そのときになって経験するからともいえます。ただ、身内がガンなどの病気になってある程度余命を言い渡された段階で、経験した人に相談することが必要です。そして生前からどのような準備が必要だったのかとか、葬儀に必要だったこと、これはいらなかったことなどを相談することが必要です。

なぜならば、遺族になって葬儀を執り行うときには、とにかくなんとか無事に終わらせないといけないということに必死になってしまって業者にいわれるままにしてしまうことがあります。そしてあとから膨大な費用を請求されたりすることが多いです。ぜったいにこれはいらなかったととか、無駄に出費したわりに故人とのお別れがばたばたした中で終わって後悔してしまったということになりがちです。そうならないためにも事前に詳しい人と相談しておくことが必要です。

また家族で故人がどのようなことをしたら喜んでくれるのかについても、よく話しあっておくことも必要です。豪華な葬儀よりもささやかでも心がこもったもので、故人としっかりとお別れができるほうが残されたものにとっても心残りがなく終えることができるからです。最近の葬儀はセレモニー化されたものが多いですが、スケジュールをこなすよりも心を込めて送り出すことが一番大切なことです。

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