お葬式は冠婚葬祭の中で最も荘厳な儀式と位置付けられています。結婚式や入学式等で少々の間違いや失礼があっても、お祝いの席なので笑って許してもらえますが、お葬式で失礼があると、故人や遺族に対して本当に顔向けの出来ない粗相になるので、最低限のマナーを知って、恥をかかない努力をしましょう。まず、お葬式に参列する服装は言わずと知れた黒い服、社会人なら出来れば礼服が理想です。黒と言っても殺傷を想像させるアニマル柄や光る生地を身に付けてはいけません。

お洒落をする場ではないので、メイクも控えめに、アクセサリー類はパール以外は厳禁です。当日会場で無駄話をしてはいけません。久しぶりに顔を合わせる知人がいても、会釈程度に抑えて周囲に聞こえるような長話は避けます。遺族に対して何か特別な言葉を掛ける必要はありません、お辞儀と挨拶だけをきちんとすれば、必要以上に話し掛けなくても大丈夫です。

遺族は当日心身共に疲労困憊状態にあります。こうした状況を踏まえて対応するのも大人のマナーです。手ぶらで参列はNGです。香典を包んで行きましょう。

会場で名前を記載するようなみっともない真似は避け、出掛ける前にきちんと準備しておくのが礼儀です。こうして考えると、あまり難しいマナーではありません。故人を偲び、遺族を含む知人友人共らと一緒に最後の見送りをする儀式である事を自覚しておくことが何より大切で、その気持ちは必ず遺族にも伝わります。

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