葬儀の形態の１つに家族葬があります。家族葬は遺族や近しい人だけによって執り行われる、ごく小規模な葬儀の形態を指しますが、現在では、葬式会社によっては様々なパック料金を掲げるなど、特に都市部を中心として広く活用されています。まず、メリットとしては費用を抑えられることがあります。通常、一般的な儀式では、その金額も百万単位となることも珍しくなく、ここでは、かかっても数十万単位で済ますことが可能となります。
次に手間がかからないことがあります。弔問客への対応や大掛かりな準備の必要がないために落ち着いて執り行うことができ、準備をする人も参列者で行うために余計な手間が必要でなくなります。3つ目としては故人をゆっくりと偲ぶことができ、また、お別れをすることができます。そして、自分達と故人が向かい合っての葬儀を行うことができます。
他にも親族や近しい人だけでのゆっくりした時間を過ごすことができることや、形式に関しても形にとらわれない自由な方法で行うことがあります。デメリットとしては、まず、親族と揉めてしまうことがあります。親族のなかには、これまでの形式で行うことが当たり前だと思う人も中にはおり、その場合にはなかなか理解をされず、考えの違いから揉め事に発展する場合があります。そのために、事前に、十分な説明を行っておくことが必要になります。
次に近所への理解もあります。家族葬は身内だけで行うために近所などを呼ぶことはまずありません。そのために、人によっては違和感を覚えることもあり、この場合には故人の遺志で行うことを伝えておくことが大切なことになります。また、後日での弔問客への対応に関してもデメリットの面が生じることがあります。
家族葬では外部の人はお別れをすることができず、後日、弔問に訪れる場合もあります。この場合においても故人の遺志を説明し、丁寧な対応を行う必要があります。ペットのお墓のことならこちら