永代供養墓とは墓参りのできない人、あるいは墓参りに来ることのない墓であっても、お寺が責任を持って永代にわたり供養、管理をする墓のことを言います。永代供養墓は「えいたいくようばか」あるいは「えいたいくようぼ」と呼ばれます。他の人と一緒の墓、同じ納骨室に置かれるために、合祀墓、合葬墓、共同墓、集合墓、合葬式納骨堂」とも呼ばれます。寺によっても永代納骨堂、永代供養塔など、様々な呼ばれ方をしています。

永代供養墓と一般の墓との違いは、墓参りをすることがなくても寺が末永く供養と管理をしてくれることです。それから墓石代がかからないなど、一般の墓と比べると料金が安く設定されています。さらには一式料金を支払うと、そのあとは布施や寄付などの費用は一切かかりません。それに、ほとんどの寺では過去の宗派を問うことはありません。

永代供養墓は、納骨棚を作ったその上に仏像や仏塔、碑などを建立した墓、納骨棚の下に合祀場所のある墓、合葬墓を備えた建物(納骨堂)などのタイプがあります。納骨の方法は、遺骨を1ヶ所にまとめて土に戻す、一定期間骨壺のまま骨を安置してその後に合祀、骨を分骨して一部を一定期間安置して残りの骨は合祀するなどです。納骨後の供養は寺によって違います。彼岸や盆、年に1回、月に一回、命日などさまざまです。

永代供養墓の一式料金も寺によって大きく違っていて、一式10万円の墓もあれば、一式100万円の墓もあります。

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